1章 業務改善ができず「変われない」実情
1-1 変化を好まず、そもそも改善しようと思っていない
1-2 システムを開発できるヒトがおらず、外注するにも予算がない
1-3 アプリが業務に合わず、利用者の納得が得られない
1-4 新しいシステムを作っても、なぜか変わり映えしない
1-5 物流や在庫管理のように、モノの動きを伴うIT化は難しい
1-6 金融機関と社内のデータが連動せず、業務が分断している
1-7 事務処理のコストが高く、下げようにも下がらない
1-8 IT投資金額が高いと反感が出て、新規投資が抑えられてしまう
2章 細かくしても満足できないコスト管理
2-1 旅費規程を守って出張すると、かえってコスト高になることがある
2-2 勘定科目でコストを管理すると、膨大な数になってしまう
2-3 事業別・拠点別・製品別・顧客別……、細かな管理に対応できない
2-4 適当な配賦基準がみつからず、正確なコストの計算ができない
2-5 外注業者への依頼内容が漠然とし、コスト削減に手をつけられない
2-6 予算に余裕をもたせると、執行できずに余ってしまう
2-7 想定するコスト削減は実行したので、これ以上の方法が見当たらない
2-8 売上が伸びないと、利益確保のために人件費を削減し始める
3章 面倒で手間がかかる日々の業務
3-1 量が多い繰り返しの作業にイライラし、ラクな方法を考えたい
3-2 わずかな事務作業のためでも、外出先から帰社せねばならない
3-3 システム化をしたはずなのに、仕事がラクにならない
3-4 入力作業が多く、締日や月末になると大変になる
3-5 入力ミスを予防できず、異常な取引が登録されてしまう
3-6 コンプライアンスが強化され、上長は承認業務に終始してしまう
3-7 現金や小切手の管理が煩わしく、事故にもつながる恐れがある
3-8 帳票や証憑の整備・保存に時間をとられ、保管コストもバカにならない
4章 業務が集中し人手が足りない月次業務
4-1 月末・月初の業務が多く、月次決算の早期化ができない
4-2 「どこに」「どれだけ」在庫があるのか?リアルタイムで把握できない
4-3 請求書が届かないと事務処理ができず、届いても取引遡及に時間がかかる
4-4 請求内容と異なる振込があると、入金消込業務に時間がかかる
4-5 手形は発行事務や保管が面倒で、高い印紙税がかかる
4-6 毎月末の資金残高が予測できず、計画外の出費が発生する
4-7 熟練の担当者に休まれてしまうと、決算業務が回らなくなる
4-8 経営会議の資料が整うのがギリギリで、事前に内容を知れない
5章 胃が痛くなる売上・利益の業績管理
5-1 経営会議の議論がマンネリ化し、タラ・レバの言い訳や愚痴が多い
5-2 報告がごまかされ、時には世間を賑わす不正事件にまで発展する
5-3 目先の業績管理に終始し、将来に向かう意欲が湧かない
5-4 マーケットや同業他社が見えておらず、報告内容が自社の業績中心
5-5 管理内容が明確でなく、PDCAサイクルを遂行できていない
5-6 目標達成の実現性に乏しく、気合だけになっている
5-7 結果の良し悪しを総括すると、釈然としない議論になる
5-8 業績評価項目は短期的なものが多く、長い目ではジリ貧となってしまう
6章 ハイテク時代にKKD(経験、勘、度胸)に頼る投資管理
6-1 投資判断の基準がなく、投資に関するノウハウを継承できない
6-2 投資の損得を見極められず、リスク管理も行われない
6-3 借入を伴う投資の良し悪しは?目安がわからない
6-4 リースにするのか、所有するのか、どちらが得かが不透明
6-5 投資すれば良かった! 撤退すべきだった! と後悔しないために
6-6 減損損失を計上すると、株主や銀行に怒られてしまう
6-7 撤退のタイミングを逸してしまうと、損失が拡大してしまう
6-8 費用対効果が見込めない……と、投資の決裁がおりない
7章 どれだけ進化する?ビッグデータと人工知能(AI)
7-1 IT化による情報量が多くなり、データを見極める目利きが必要になる
7-2 データ分析の量を増やしても、予測精度を高められない
7-3 予測数値が死活問題でも、根拠に乏しい予想のレベルを脱せられない
7-4 顧客に情報発信をしても、リピート売上が伸びない
7-5 販売計画を達成できずに、 生産と在庫量に狂いが生じる
7-6 注文から納品までの時間を短縮できず、在庫過多や欠品になる
7-7 人工知能(AI)が進化し、人間の仕事がなくなってしまう
7-8 多大なコストをかけて内部統制を整備しても、不正を防止できない
8章 IT活用上の注意すべき悪い面【ダークサイド】
8-1 ITの発達によって労働環境が変わったが、悪い影響も出てきている
8-2 コミュニケーションは深まるどころか、希薄化することもある
8-3 なりすましによる事件や、情報漏洩事件が発生する
8-4 ウイルス感染・サイバー攻撃など、セキュリティが脅かされる
8-5 クラウドは安くて便利でも、リスク対策が必要になる
8-6 社内システムがブラックボックス化し、全体像や仕組みがわからない
8-7 せっかくシステムを作っても、それが使われない
8-8 社内での連携が悪く、目的にかなうシステムができない